ますます寒くなってきましたね
そして節分でしたね
私は東北出身なのですが
子供の頃、撒くお豆は落花生でした
撒いた後、よーいドン!で我先にと
拾いまくり、落ち着いた後
ゆっくり少しずつ食べるのが
楽しみでした
何日かして、ひょっこり出てきた
落花生を見つけて、
食べられるか?食べられないか?
判断するのも楽しかった想い出です
皆さんの豆まきはどんな感じでしたか?
こんにちは
リトリーブサイコセラピー®を使って
なんとなく生きづらい、
感情がわからなくて疲れてしまう人へ
本来の自分を取り戻し
楽に生きられるよう、お手伝いをしています
心理セラピスト 紗籐 ちかこ です
今日のタイトルは「親じゃないもん」です
あなたは甘えたいのに甘えられない
だって、目の前のこの人は
親じゃないもん! うぇ~ん(泣)
こんな気持ちになったことはありませんか?
親じゃないもん!
だから無碍に甘えることなんて
私には出来ないことなんだ!
甘えてしまったら、ものすごい甘えてしまいそうで
大迷惑になってしまう!
こんな感じです
でもこれ、親だったら甘えられるの??
甘えられないんです
甘えられなかったから、の苦しい叫びなんです
皆さんは愛着って知っていますか?
ここ数年、心理学が身近なものになってきたので
ご存知の方も多いかと思います
愛着とは、イギリスの心理学者ボウルビィの
愛着理論の中に登場する概念の一つで、
人や動物との間に築く特別な情緒的な結びつきのことです
愛着は産まれてから3才くらいまでに形成されます
産まれてから2~3ヶ月は
お母さん(養育者)とそれ以外の人との
区別はつかず、生まれ持った原始反応で
お世話する者の愛情を引き出します
例えば、手に何か触れるとぎゅっと握ったり
唇に乳首が触れると吸いついてお乳を飲んだり
突然、微笑んで見るものをとろけさせたり・・・
その後6ヶ月ころまでには
お母さんに対して、自ら
行動を見せるようになります
お母さんの呼びかけに声を上げたり
笑ったりすることです
そして、ここから3才くらいまでは
お母さんとそれ以外の人との区別がつくようになり
積極的にお母さんを求める行動をするようになります
お母さんを後追いしたり、しがみついたり
泣いて気を引いたりして働きかけます
お母さんとのやりとりで安全基地を作り上げたら
そこをよりどころとして安心して
外に出ていくようになります
これらの行動に対して
お母さんは愛情たっぷりに
共感して話しかけたり、触ったり
目を見て応答することで
子供は自分という存在を肯定し
感情や感覚を感じられるようになり
他人と自分の違いを知ることができ
安心安全な基地を築くことができます
しかし、これらの行動に対して
共感や応答がうまくされなかったとしたら
子供は自分という存在を肯定できない
感情や感覚がうまく表現できない
他人と自分の違いが曖昧になり
人の問題を抱えてしまったり、または
自分を押し付けてしまったり
様々な問題が出てくる可能性があります
ここで、この安心安全な基地が
うまく築けないまま大人になった人の
心理について、最近読んだ本から
紹介したいと思います
以下引用————————————-
人は辛い時に「おかーさーん」と叫ぶ。
しかし誰もがそんな「母なるもの」を持った
母親の子どもとして生まれてくるのではない。
辛くても「おかーさーん、助けてー」と叫べない人もまた多い。
これが五歳児の大人である。
心に親がいなくて辛さに耐えるということがどれほど過酷なことか、
心に親のいる人には、おそらく理解できないであろう。
なんの心の支えもなく、ただただ辛さに耐えて
頑張らなければならないのである。
殴られても殴られても「痛い!」とも言えないで、
ただじっと耐えるのである。
これが五歳児の大人が味わっている生きる辛さである。
引用終わり————————————
また、こちらも・・・
以下引用————————————-
愛情豊かな親というのは魔術的助け手(注1)である。
親の場合には、これがその人を自立させていく。
そして、そうした親に育てられることで、
生きる自信が湧いてくるのである。
自分はどうなっても大丈夫だという自信である。
自分はどうなっても生きていかれるという自信である。
この自信を小さい頃に持てた人と持てなかった人とでは、
その後の人生で辛さがまるっきり違う。
親が魔術的助け手の役割を果たさなかったときに、
人はいつまでもそれを求め続ける。
そして、親以外にそのような人はいないので、
生きる方法を間違える。
親の場合は、その人を自立させるが、
親以外の人の場合は、違うのである。
会社に求めたり、恋人に求めたり、配偶者に求めたり、
あるいは決して保護してくれない親に求め続けたりする。
注1)「その人を守り、助け、その人の資質を引き出し
その人と一緒にいて、決してひとりぼっちにしない」
引用終わり————————————
加藤諦三 薯 「大人になりきれない人」の心理 より
うぅっ読んでるだけで苦しくなりそうですね
でも、この苦しみは解決することができます
まず大事なのは、自分が幸せに生きると決めること
五歳児の大人になった過去は変えられませんが
これからの人生、自分がどう生きたいかは
選ぶことができます
甘えられずにひとりでがんばってきた
自分を自覚して受け入れて癒してあげること
五歳児の大人は一気に変わることを期待しがちですが
一気に変わることは表面だけのものになりやすい
ゆっくり、ゆっくり確実に自分を癒してゆこう
そして、どうにも苦しいことがあれば
時には仲間に助けを求めたり
話を聞いてもらったりしていくこと
仲間との本音のやりとりに
あなたは自分が癒されていくのを
感じていくことができると思います
そして、心理セラピーがお役にたてると思います
自分のために幸せになる決意ができますように
自分が何に苦しんでいるのか分からない
悩みを整理してみたいという方は
お電話でのカウンセリングも
ご活用ください!